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ドローンを使った屋根点検のやり方は?メリット・デメリットについても解説!

屋根修理の業者を呼ぶほどでもない、ちょっとした屋根のトラブルが起きた時、屋根の点検を自分で済ませられたら良いですよね。

しかし、自分で屋根を点検するとなると、高所に登らねばならず、安全性が気になる方も多いでしょう。そんな時はドローンの出番です!

ドローンとは、遠隔操作ができる無人航空機で、カメラがついているので空撮する時や、離島への運輸などさまざまなシーンで活用されています。

しかし、状況によってはドローンが使えない場合や、飛ばす前に確認しておくべき事項があります。

本記事ではドローンを使った屋根点検のやり方と、メリット・デメリット、ドローンの操縦資格が必要なのかについて解説していきます!

ドローンを使った屋根点検のやり方とは

ドローンを使った屋根点検のやり方とは

ドローンを飛ばす時は、地上から専用のコントローラーを使って操作します。

通常の屋根点検は、人が屋根に登って破損個所を確認するものですが、高所のためどうしても危険が伴います。

しかし、ドローンであれば、人が行けないような高所なども搭載しているカメラで撮影することができ、実際に災害現場でも、現状把握をするために活用されています。

ドローンの飛行ルール

ドローンは兵器として利用されるぐらい、高性能な機械です。

そのため、取り扱いには十分な注意が必要となります。

また、ドローンには飛ばす場所に関わらず飛行ルールがあるため、屋根点検を行う前に確認しておきましょう。

  • ①アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
  • ②飛行前確認を行うこと
  • ③航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
  • ④他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
  • ⑤日中(日の出から日没)までに飛行させること
  • ⑥目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
  • ⑦人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
  • ⑧祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
  • ⑨爆発物など危険物を輸送しないこと
  • ⑩無人航空機から物を投下しないこと

⑤~⑩までの項目内でドローンを飛ばすためには、国土交通大臣の承認が必要となります。

そのため、屋根点検においては⑤に注意して、日没後にドローンを飛ばさないようにしましょう。

また、ドローンに関する主な法律は以下となります。

・航空法
・小型無人機等飛行禁止法
・道路交通法
・電波法
・民法
・都道府県、市町村条例

以上の法律も一度目を通しておいたほうが良いでしょう。

ドローン飛行前の事前準備

操縦ミスや機械の不具合によって、ドローンが落下してしまう場合があります。

本体自体が軽めにできているとは言え、近所の家の壁や、付近に歩いている人に当たると、大変なことになってしまいます。

ドローンの操作方法をマスターする以外にも事前準備が必要です。

ドローンの飛行場所のチェック

落下の危険性も考えて、自宅の屋根付近にドローンが引っかかってしまいそうな障害物がないかチェックしておきましょう。

ドローンの飛行許可申請

ドローンを飛ばす際に必要な許可申請は3つあり、

・機体登録申請
・飛行許可申請
・飛行計画の通報

が、必要になってきます。更に屋根点検に必要な申請としては、「DID地区(人口集中地区)」と「目視外飛行」の許可の取得が必要不可欠です。

屋根点検中に注意したいこと

屋根との距離感に気を付ける

目視とドローンのモニターでの見え方は異なるため、屋根に衝突するリスクが高くなります。
どちらか一方に偏ることなく、目視もモニターもどちらも交互に確認するようにしてください。

TVアンテナ

TVアンテナにぶつからないようにするのはもちろんですが、屋根に固定しているワイヤーが細くてドローンにからまりやすい上、カメラでは判別しづらいので、必ず目視でドローンを操作するようにしましょう。

飛行計画書を携帯しておく

作成した飛行計画書は、ドローンを飛ばす時に携帯しておきましょう。
外でドローンを操縦していると、警察に飛行計画書の提出を求められる時があるので、忘れずに持っていきましょう。

ドローンを使った屋根点検のメリット5選

【メリット1】点検時間を短縮できる

人が登って屋根点検をする場合、作業用の足場を組むなどの準備時間や、屋根上の移動も慎重に行う必要があるため、ある程度時間が必要となります。

ドローンを活用すると、広範囲にわたって屋根の確認が短時間ででき、効率的に点検と修繕の作業が進められます。

【メリット2】安全に屋根の点検が行える

屋根は高所のため、点検で登った際の転落が危ぶまれます。

特にセルフで屋根点検を行うとなると、屋根の上での作業に慣れていないため、危険性は更に増すでしょう。

ドローンを使うと空中から点検するため、そのような危険にさらされることなく点検作業を進めることができます。

【メリット3】屋根が傷みにくい

傷んでいる屋根だと人の体重がかかることで、更に屋根を破損させてしまう可能性があります。

プロの作業員であればそのようなリスクは低いですが、自分で点検する場合はうっかり傷んでいる箇所を踏み抜いてしまうという事もあるかもしれません。

ドローンを活用すると安全に作業できるばかりか、屋根も傷みません。

【メリット4】屋根の高さや形状に左右されない

屋根の高さや形状によっては、勾配が激しかったりする場合など作業員が屋根に登れないこともあります。

そのために足場を組むなど時間がかかってしまいますが、ドローンは空中から点検するため高さも形状も関係なく点検ができるのです。

【メリット5】屋根の状態を業者と一緒に確認できる

業者へ屋根の修理依頼が確定していても、ドローンの活用は有効です。

ドローンが空撮した屋根の状態を、作業員とリアルタイムで確認できることで詳しく説明してもらえます。

高性能なカメラだと、細かな傷みなども確認できるので、業者とのトラブル回避にもつながります。

ドローンを使った屋根点検のデメリット5選

【デメリット1】ドローンの飛行手続きには時間がかかる

ドローンの機体登録をして、飛行計画の通報までの手続きを済ますまでに3週間~1か月以上かかります。

そのため個人で屋根点検をする際には、その後の定期点検のことを考えてドローンの購入を検討しておくと良いでしょう。

【デメリット2】ドローンの騒音で近所迷惑になる可能性

ドローンのプロペラの羽音が発する音量は、約50~80㏈と言われています。

扇風機で50㏈、掃除機で60㏈、地下鉄の車内で80㏈あるので、なかなかの音量です。

騒音トラブルを避けるためにも、事前に屋根点検のためにドローンを使用する旨を、近隣住民には伝えておいたほうが良いかもしれません。

【デメリット3】ドローンの飛行は天候に左右されやすい

ドローンにとっての大敵は雨と風です。

ドローンの種類によっては防水タイプもありますが、精密機器のためその分コストもかかります。

また、ドローンのサイズによって強風耐性が強くなりますが、機体が重いほど、強風の際に墜落した時に危険が伴います。

屋根点検をする日は、降水確率はもちろんのこと、風量もチェックして日程調整をしたほうが良いでしょう。

【デメリット4】ドローンでは応急処置はできない

ドローンは空撮ができるので点検のみには向いていますが、点検ついでに屋根の応急処置をすることはできません。

特に屋根の不調の原因が外側ではなく、内側の屋根材が原因であると事前にわかるのであれば、ドローンを使わずに業者に点検と修繕を頼んだほうが良いでしょう。

【デメリット5】触診による屋根の点検ができない

ドローンは広範囲にわたる屋根の点検には向いていますが、屋根部材のガタつきや内部の様子など実際に触診や、内側を少しめくってみないとわからない部分の不具合の場合には向いていません。

その場合は人による点検が必要となってきます。

ドローンの操縦に資格は必要?

ドローンの操縦に資格は必要?

屋根点検でも需要が高まるドローンですが、飛行ルールなども細かく定められており、操縦するための資格などは必要なのでしょうか?

結論から言うと、屋根点検で活用する場合のドローンには資格は必要ありません。

ドローンは誰でも操縦できるので、必要な申請をして飛行ルールを守れば屋根点検にドローンを使用して行うことができます。

しかし、上記でも説明したように、屋外でドローンを操縦するためにはルールを守ることが必要不可欠となります。

まとめ

ドローンを使った屋根点検にはいろいろなメリットがあることがわかりました。

しかし、ドローン使用の許可申請に時間がかかることや、ドローンだけでは屋根の応急処置や触診による屋根の点検ができないため、屋根修繕のプロの力が必要となってくる場面もあるでしょう。

ドローンは屋根全体の確認をするために使用し、屋根材の具合を見るなどの、詳しい調査は屋根に登って確認したほうが確実です。

屋根の破損部分を放置しておくと、雨漏りや屋根材の落下、最終的には家全体が傷んでしまいます。

「屋根の修理緊急センター」では、屋根の専門知識を備えたスタッフが、安心・安全に屋根点検を行います!

屋根点検や修繕で、お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

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