「お宅の屋根が壊れていますよ」と、突然訪問してきた業者に屋根の劣化や破損を指摘されたことはありませんか?専門業者からそう指摘されると一気に心配になってきますよね。
しかし、そのような突然の訪問営業は悪徳業者の可能性があるのでご注意ください!
屋根は登ってみないと状況確認ができないので、被害詐欺に逢いやすいのです。
この記事では、以下の情報について紹介します。
・屋根修理詐欺の代表的な手口4選
・詐欺に遭わないための対策
・詐欺に遭ってしまった時の対処法
屋根修理詐欺に多い手口を知ることで、万が一悪徳業者が来訪した際にも落ち着いて対応できるでしょう。
目次
屋根修理詐欺の手口について
ここではよくある屋根修理詐欺の手口について、代表的のものを4つ紹介します。
業者から以下のアプローチがあった場合は要注意です!
【屋根修理詐欺の手口1】メーカーを装って点検を行う
屋根修理詐欺の手口として、悪徳業者がハウスメーカーや資材メーカーを装って訪問してくる場合があります。
通常のメーカーの定期点検は、事前に連絡があるものなので急に訪問してくることはありません。
定期点検と称して屋根に登ろうとしてきたら要注意です。屋根に登られてしまうと点検料を請求してくる事もあるので少しでも怪しさを感じたら断りましょう。
【屋根修理詐欺の手口2】飛び込み営業や電話で屋根の修理を勧めてくる
自宅に飛び込み営業してくる場合や、電話で修理を勧めてくる方法もよくある屋根修理詐欺の手口です。
居住者の不安を煽って修理の契約をさせようとしてきます。
このパターンは必要以上に契約を急かしてくることが多いので、そのような業者がやってきたら要注意です。
【屋根修理詐欺の手口3】大幅値引きをうたって契約を急かす
大幅値引きや、キャンペーンをちらつかせてくる業者もいます。
「今だけ!」などと言われた場合は要注意です。居住者があせって屋根修理の契約をしたくなるようにしているだけなので、実際に修繕費用が安くなっていたとしても、他のところで相場金額よりも高く料金がかさ増しされている事もあります。
値引きやキャンペーンなどのお得なキーワードが出てきたら、疑ってみたほうが良いでしょう。
【屋根修理詐欺の手口4】修理費用を全額前払いさせようとする
修理工事が始まる前に料金の前払いを要求してくるパターンもあります。
代金を全額振り込んだものの、いつになっても屋根修理が始まらないな……と、思っていたら時すでに遅し。支払った代金をすべて持ち逃げされていたなんてことも起こり得ます。
このような屋根修理詐欺は、警察に届け出ても全額返ってくる保障がありません。
基本的に修理代金は契約書を結んでから、後払いするようにしましょう。
屋根修理詐欺に遭わないための対策
ここまで、屋根修理詐欺の手口について確認してきましたが、このような詐欺に引っかからないためにはどのような対策をしたらよいのでしょうか。
主な4つの屋根修理詐欺に遭わないための対策を確認していきましょう。
【詐欺対策1】名刺やホームページを確認する
訪問業者が突然来た場合は、名刺と業者のホームページをチェックしましょう。
詐欺業者はホームページを持っていない事があります。信頼できる業者であれば情報の出どころがはっきりとわかるホームページを所有しています。
しかし、巧妙な詐欺業者はホームページまで作成している場合もあるので、あくまでも参考程度にしておき、自分で確認する時間を取る事が必要です。
そのため、その場で契約する事は控えましょう。
【詐欺対策2】怪しい業者は屋根に登らせない
少しでもその業者を怪しいなと感じたら、屋根に登らせない事が鉄則です。
点検と称して屋根に登り、わざと屋根を破損させて修理をしようとする悪徳業者もいるからです。
自分で破損させた部分を写真に撮り、早く修理をしないと大変なことになると言ってきて居住者の不安を煽ってきます。
屋根は自分で登らない限り状況が確認できないので、怪しい業者は屋根に登らせないようにしましょう。
【詐欺対策3】見積書の内容をチェックする
屋根修理の見積書は自分で細かくチェックしておきましょう。
少しでもあいまいな部分や不明点が見つかったら質問をして、明確な回答が得られない場合は詐欺業者の可能性が高いです。
見積書をチェックするポイントとしては、屋根修理に使用する材料が正確な商品名で書かれていること、修理費用が「一式」などで表されていないかを確認するようにしてください。
【詐欺対策4】契約を急かす業者は避ける
「本日中に」、「今だけ」などが会話の中で出てくる業者は要注意です。詐欺の常套句と言っても良いでしょう。
信頼できる屋根修理業者であれば、契約日を急ぐことはしません。依頼主が少ない悪徳業者が、契約が欲しいがために急かしている事が多いのです。
もし、それでも契約をしつこく進めてくるようであれば「すでに他の業者に相談中である」、「親族が屋根修理の専門業者である」など、嘘でもいいのではっきり断ると良いでしょう。
屋根修理詐欺に遭ってしまった時の対処法
すでに屋根修理詐欺に遭ってしまった!という場合はどうしたらよいのでしょうか?
実際詐欺にあってしまうと、ショックで冷静な対応が取れないこともあるかと思いますが、下記の内容をチェックしておく事でいざトラブルに発展してしまった時の対処法がわかるようになるでしょう。
【詐欺に遭ってしまった時の対処法1】クーリングオフする
クーリングオフとは説明不要の無条件で契約を解除できる制度です。
悪徳業者から強引に売り込みをされて商品を買ってしまった、という場合など、消費者が自分で検討する時間もなく契約を結ばされてしまった時に有効です。
ただし、クーリングオフにはいくつか適用条件があります。
・契約から8日以内であること
・代金の総額が3,000円以上であること
・店舗や営業所以外で契約していること
などがあり、あくまでも無理やり契約を結ばされてしまった場合に限るので、自分で営業所などに出向いて契約した場合は適用外となります。
契約を結ぶ時になって、店舗や事業者に来てほしいと業者から言われた場合は要注意です。
クーリングオフの適用条件については細かく定められているので最寄りの消費者センターに相談するのがおすすめです。
【詐欺に遭ってしまった時の対処法2】消費者センターに相談する
消費者センターは、消費生活のありとあらゆる相談や苦情を無料で受け付けている場所です。
消費者センターから業者に連絡してくれることもあります。悪徳業者とのトラブルに悩んだら、第3者となる消費者センターに相談してみるのも手です。
また、消費者ホットライン「188」に連絡すると、近隣の消費生活センターや窓口を紹介してくれます。
【詐欺に遭ってしまった時の対処法3】弁護士に相談する
詐欺業者に高額な代金を払ってしまった、クーリングオフも適用されない、となってしまった場合や、自分で業者と交渉するのが難しい場合は弁護士にお任せしましょう。
特に高額な費用を自分で回収するのは難しいですが、弁護士に依頼することで回収できる可能性が高くなります。
費用については、屋根修理にかかった費用と、弁護士への報酬のバランスも考えて検討しておくとよいでしょう。
まとめ
今回は、屋根修理詐欺の手口4選と詐欺と対策、対処法について解説しました。
万が一、悪徳業者が訪問してきた時に冷静に対応できるよう手口・対策・対処法を覚えておいてください。
また、信頼できる屋根修理業者を事前に探しておくと安心です。
弊社では、家の中でも核となる屋根工事を承っています。屋根修理業者をお探しでしたら当店にお任せください!
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屋根で気になる事がありましたら、ぜひ「屋根の修理緊急センター」までお気軽にお問い合わせください。